京丹波栗はなぜ美味しい

京丹波町で見られる特有の霧である「丹波霧」。この霧は特に晴れた日の夜間に地表面が冷え込むことで、地面から湧き出る湿気が上昇して発生します。

このことから、昔から、「由良川の夜霧の立つところは栗がうまい」と云い、京丹波栗が美味しいのは、気候と風土に恵まれているからといわれています。

京丹波町は由良川とその支流の谷が深く、夜は気温が下がり、また明け方霧でさらに冷えます。その割に日中の気温は高いため、昼夜の気温差がかなりあります。

この「昼夜の気温差」が京丹波栗を美味しくしてくれます。特に「夜気温が下がる」ということは、いわゆる栗の木の呼吸による糖分の消耗がおさえられ、その分果実に糖分が蓄積されることになります。ですから粘着性があり、味も香りも良いものができるのです。

なぜ最高級和栗と言われるのか

丹波栗の歴史は古く、平安時代に編纂された律令書「廷喜式」(10世紀前半)には丹波国の栗の貢進のことが記されていたことから、平安時代から栽培されてきたとされています。

当時、丹波栗は宮廷貴族への献上品や物納品となったことから、穀物・果物の中で最も重要視され、丹波国では栗づくりが盛んになったと言われています。

13世紀の初期には《接ぎ木技術》が外国から日本へもたらされたといわれています。この接ぎ木の技術は、当時は宮廷の庭園など限られた場所でしか使用を許されませんでした。しかし、貴族とのつながりの深かった丹波地域では、早期から接ぎ木技術が栗にも使用され、今に受け継がれる大粒栗の形質の改良・保存がなされたと言われています。

このように希少で美味しい栗を、宮廷貴族への献上品や物納品とするために、丹波地域でしか使えなかった栽培技術により、栽培されてきた貴重な栗であることから、今でも京丹波栗は最高級和栗と言われいます。

京丹波栗100%「京丹波栗ペースト」

京丹波栗工房では、京丹波栗100%「京丹波栗ペースト」を生産しております。

最高級和栗である京丹波栗を贅沢に使用した風味豊かなペーストです。

京丹波栗はその独特の甘みとなめらかな食感で知られ、丁寧に仕上げたこのペーストは、その京丹波栗の素材を最大限に引き出しています。

【特長
贅沢な味わい:京丹波栗の風味豊かな甘みが口いっぱいに広がります。
滑らかな口当たり:京丹波栗を贅沢に使ったペーストは、口当たりがよくなめらかで食べやすいです。
多彩な使い方:和洋菓子の材料から、加工せずそのまま食べることなど、幅広くご使用できます。

店舗情報

本店

所在地

〒622-0213
京都府船井郡京丹波町鍋倉32番1

TEL

0771-85-2395

定休日

不定休

営業時間

10時から12時

アクセス

お車にて、丹波インターより車で3分